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墜ちた偶像の本を読む~島田紳助本~ [ニュースコメント]

 筆者は逮捕されたり、偶像の座から滑り落ちた有名人の本をそのアクシデントの直後に読むのを好む。ホリエモンが逮捕されたときも彼の著作本を数冊買って読んだ。なぜか。その本にはこの有名人が強運を掴んだ理由と、加えて行間を注意深く読めば、その強運から真逆に滑り落ちる理由が見えるからである。件の島田紳助氏だが早速この2冊を買ってみた

①島田紳助100の言葉

②自己プロデュース力  ※いずれもヨシモトブックス

 島田紳助は口舌の徒である。かつて島田がMCを担当していた番組「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)に新宗教の創始者大川隆法が出演した際に島田を"霊視”して 「前世は瓦版屋ですな」と称した。芸能生活30年を過ぎ、斯界のトップに位置する島田紳助。2冊にはその人生観を垣間見ることができる。文章もなかなか説得力。特に後輩である吉本の漫才師の卵たちに「講義」した内容を活字化した「自己プロデュース力」は彼なりの自己分析、芸人論が色濃く出ている。

 今回の島田の引退騒動の背景には日本社会のある動きがある。暴力団排除条例が自治体で次々と施行されているのだ。(東京でも10月から)企業が取り交わす契約書の文言にも暴力団との取引を排除する条項を盛り込む動きがある。バブル経済終焉以降のいわゆる経済やくざの進出・浸透を阻止する狙いがある。 島田はこうした昨今の流れの中で警察によって「恰好の見せしめ」になる可能性があった。事前に芸能生活を引退したが結果的にその「見せしめ」となった。(いつまた復帰するかはわかったものではないが)暴力団排除の動きを芸能界に棲む彼がどこまで認識していたかは疑問だ。

 「自己プロデュース力」で島田はこう指摘している「僕がよくいうのは「X+Y」でものを考えろ、ということ。「X」は自分の能力。自分は何ができるのか。これは自分にしかわからないのだから、自分自身と向き合って必死に探すしかありません。「Y」は世の中の流れ。これまでどんなことがあって、いまどんな情況で、五年後十年後、 それがどんな風に変わっていくのか。これは資料が揃っているから研究することでわかってくるはずです。(中抜き)この中の何人が「X」を正しく理解し、何人が「Y」を正しく分析するのか。たぶんほとんどは無理でしょう。」

 芸能生活37年。島田紳助 本名 長谷川公彦 55歳。彼にも無理だったのだろうか。


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jack

このことは現在の知識人といわれる人たちにもっとも言えること。
学者は状況を収集し書類の上で整理し判断するので常に判断が過去のデータで判断することになってしまう。もっと直感的に行動しなければ時代に取り残されてしまう。
by jack (2011-09-02 13:12) 

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